Lタイプ

  1. 柱脚に生じる曲げ力および軸力は1次設計、2次設計ともに通常の露出柱脚設計と同様におこなうこととする。
  2. 柱脚に生じるせん断力は1次設計で、ベースプレート下部の摩擦抵抗力を柱脚のせん断耐力とする。
    せん断力が摩擦抵抗力を超えた場合は、アンカーボルトにせん断力を伝達できないものとする。 (せん断力処理対応をした場合は除く)
    2次設計では、ベースプレート下部の摩擦抵抗力を柱脚のせん断耐力とし、せん断力が摩擦抵抗力を超えた場合でもアンカーボルトにせん断力を伝達できるものとする。
  3. ベースプレートの設計はアンカーボルトの引張による曲げモーメントやコンクリート支圧による曲げモーメント等による。(一般の露出柱脚設計と同様に設計者が安全性の検討をおこなうこととする) ※L、S、Qタイプ共通
名称 アンカーボルト アンカーホール径 許容偏心距離※1 ベースプレート
最大板厚
子フィラー 親フィラー
K1 K5 Ka F3 F5 Fa Fb
OF-L16(16)※2 M16 φ40 ±9.0 20 17.5 40 4.5 38.5 50 4.5 16.0
OF-L16(20)※2 M16 φ40 ±9.0 25 17.5 40 4.5 38.5 50 4.5 20.0
OF-L20(16)※2 M20 φ45 ±9.5 22 21.5 45 4.5 43.5 55 4.5 16.0
OF-L20(24)※2 M20 φ45 ±9.5 30 21.5 45 4.5 43.5 55 4.5 24.0
OF-L22 M22 φ50 ±11.0 32 23.5 50 4.5 48.5 60 6.0 25.0
OF-L24 M24 φ50 ±10.0 36 25.5 55 4.5 48.5 65 6.0 28.0
OF-L27 M27 φ55 ±11.0 40 28.5 60 4.5 53.5 70 6.0 31.0
OF-L30 M30 φ55 ±9.5 45 31.5 65 6.0 53.5 75 8.0 35.0
OF-L33 M33 φ60 ±10.5 50 34.5 70 6.0 58.5 80 8.0 39.0
OF-L36 M36 φ65 ±11.5 55 37.5 75 6.0 63.5 90 8.0 43.0
OF-L39 M39 φ75 ±15.0 60 40.5 85 6.0 73.5 100 8.0 47.0
OF-L42 M42 φ80 ±16.0 65 43.5 90 8.0 78.5 110 10.0 51.0
OF-L45 M45 φ85 ±17.0 70 46.5 95 8.0 83.5 110 10.0 55.0
OF-L48 M48 φ90 ±18.0 75 49.5 100 8.0 88.5 120 10.0 59.0
  • ※1 許容偏心距離とはアンカーボルト設置時の最大偏心距離です。
  • ※2 Fb寸法が2種類あるサイズの名称は( )付きで記載しています。

Sタイプ

  1. 柱脚に生じる曲げ力および軸力は1次設計、2次設計ともに通常の露出柱脚設計と同様におこなうこととする。
  2. 柱脚に生じるせん断力は1次設計、2次設計ともにベースプレート下部の摩擦抵抗力を柱脚のせん断耐力とする。
    せん断力が摩擦抵抗力を超える場合は、アンカーボルトにせん断力を伝達できないものとする。(1次設計、2次設計ともにせん断力処理対応をした場合は除く)
名称 アンカーボルト アンカーホール径 許容偏心距離※1 ベースプレート
最大板厚
子フィラー 親フィラー
K1 K5 Ka F3 F5 Fa Fb
OF-S12 M12 φ35 ±8.5 19 13.5 35 4.5 33.5 45 4.5 8.0
OF-S52 M52 φ95 ±18.5 80 53.5 115 9.0 93.5 135 10.0 34.0
OF-S56 M56 φ100 ±19.0 85 57.5 120 9.0 98.5 140 12.0 35.0
OF-S60 M60 φ105 ±19.5 90 61.5 125 9.0 103.5 145 12.0 40.0
OF-S64 M64 φ110 ±20.0 95 65.5 130 9.0 108.5 150 12.0 43.0
OF-S68 M68 φ115 ±20.5 100 69.5 135 12.0 113.5 155 16.0 44.0
OF-S72 M72 φ120 ±21.0 100 73.5 140 12.0 118.5 160 16.0 44.0
OF-S76 M76 φ125 ±21.5 100 77.5 155 12.0 123.5 175 16.0 48.0
OF-S80 M80 φ130 ±22.0 100 81.5 160 12.0 128.5 180 16.0 52.0
  • ※1 許容偏心距離とはアンカーボルト設置時の最大偏心距離です。

Kタイプ(階段専用)

  1. 柱脚には曲げ・引張力を生じさせない。(アンカーボルトには引張力を生じさせない)
  2. 階段に作用する地震荷重や風荷重によるせん断力は、各階ごとに階段が設置される建築物の構造体で負担することとする。最下段(柱脚位置)において、せん断力を検討する場合は、ベースプレート下部の摩擦抵抗力を柱脚のせん断耐力とする。せん断力が摩擦抵抗力を超えた場合は、アンカーボルトにせん断力を伝達できないものとする。
  3. Kタイプは階段用のため一般柱脚には使用できない。
名称 アンカーボルト アンカーホール径 許容偏心距離※1 ベースプレート
最小板厚
子フィラー 親フィラー
K1 K5 Ka F3 F5 Fa Fb
OF-K16 M16 φ62 ±20.0 16(12)※2 17.5 50 4.5 60.5 75 6.0 11.8
OF-K20 M20 φ66 ±20.0 16(12)※2 21.5 55 4.5 64.5 80 6.0 11.8
  • ※1 許容偏心距離とはアンカーボルト設置時の最大偏心距離です。
  • ※2 最小板厚(12)はササラ桁対応です。
  1. ベースプレートの最大板厚を超える場合は、板厚に対応したFb値にすることで問題なく使用が可能です。
    特注品のため納期は1ヶ月~、価格は別途お問い合わせ下さい。またベースプレートが薄い場合は親子フィラーがベースプレート下面より突出するので、モルタル等の干渉にご注意下さい。
  2. アンカーボルトの余長は親・子フィラーの座金部の厚さFa+Ka分有効長が短くなります。
  3. 階段用は一般柱脚への使用はできません。
    またLタイプ、Sタイプの同じ箇所での混用は不可です。
  4. Lタイプで特注品対応になる場合はQタイプでもご検討下さい。

L,S,Kタイプの寸法

L,S,Kタイプの寸法

Qタイプ(アンカーボルトにせん断力を伝達)

  1. 柱脚に生じる曲げ力および軸力は1次設計、2次設計ともに通常の露出柱脚設計と同様におこなうこととする。
  2. 柱脚に生じるせん断力は1次設計、2次設計ともにベースプレート下部の摩擦抵抗力、またはアンカーボルトの許容せん断耐力の70%を柱脚のせん断耐力とし、伝達できるものとする。ベースプレートとアンカーボルト孔の隙に、専用グラウト材充填が必須条件となる。
名称 アンカーボルト アンカーホール径 許容偏心距離※1 ベースプレート
最小板厚
子フィラー 親フィラー
K1 K5 Ka F3 F5 Fa Fb
OF-Q12 M12 φ35 ±8.5 16 13.5 35 4.5 33.5 45 4.5 5.0
OF-Q16 M16 φ40 ±9.0 19 17.5 40 4.5 38.5 50 4.5 5.0
OF-Q20 M20 φ45 ±9.5 19 21.5 45 4.5 43.5 55 4.5 5.0
OF-Q22 M22 φ50 ±11.0 22 23.5 50 4.5 48.5 60 6.0 6.0
OF-Q24 M24 φ50 ±10.0 22 25.5 55 4.5 48.5 65 6.0 6.0
OF-Q27 M27 φ55 ±11.0 25 28.5 60 4.5 53.5 70 6.0 6.0
OF-Q30 M30 φ55 ±9.5 25 31.5 65 6.0 53.5 75 8.0 8.0
OF-Q33 M33 φ60 ±10.5 28 34.5 70 6.0 58.5 80 8.0 8.0
OF-Q36 M36 φ65 ±11.5 28 37.5 75 6.0 63.5 90 8.0 8.0
OF-Q39 M39 φ75 ±15.0 32 40.5 85 6.0 73.5 100 8.0 8.0
OF-Q42 M42 φ80 ±16.0 32 43.5 90 8.0 78.5 110 10.0 10.0
OF-Q45 M45 φ85 ±17.0 36 46.5 95 8.0 83.5 110 10.0 10.0
OF-Q48 M48 φ90 ±18.0 40 49.5 100 8.0 88.5 120 10.0 10.0
OF-Q52 M52 φ95 ±18.5 40 53.5 115 9.0 93.5 135 10.0 10.0
OF-Q56 M56 φ100 ±19.0 45 57.5 120 9.0 98.5 140 12.0 12.0
OF-Q60 M60 φ105 ±19.5 45 61.5 125 9.0 103.5 145 12.0 12.0
OF-Q64 M64 φ110 ±20.0 45 65.5 130 9.0 108.5 150 12.0 12.0
OF-Q68 M68 φ115 ±20.5 50 69.5 135 12.0 113.5 155 16.0 16.0
OF-Q72 M72 φ120 ±21.0 55 73.5 140 12.0 118.5 160 16.0 16.0
OF-Q76 M76 φ125 ±21.5 55 77.5 155 12.0 123.5 175 16.0 16.0
OF-Q80 M80 φ130 ±22.0 55 81.5 160 12.0 128.5 180 16.0 16.0
  • ※1 許容偏心距離とはアンカーボルト設置時の最大偏心距離です。

Qタイプ横使い使用例

Qタイプ横使い使用例

Qタイプの寸法

Qタイプの寸法
  1. Qタイプは専用のQグラウト材充填を必須条件とする。
  2. 横使いはQタイプを使用とし、他のタイプは使用不可とする。
  3. 柱脚に生じる曲げ力および軸力は1次設計、2次設計ともに通常の露出柱脚設計と同様に設計を行うものとする。
  4. 柱脚に生じるせん断力は1次設計、2次設計ともにベースプレート下部の摩擦抵抗力、またはアンカーボルトの許容せん断耐力の70%をせん断耐力とし、伝達できるものとする。

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