これまでの親子フィラーは、次の3種類がありました。

  1. [OF-Lタイプ]
    OF16-L~OF48-L
    告示1456号柱脚と同等の性能を示します
  2. [OF-Sタイプ]
    OF12-S・OF52-S~OF80-S
    OF-Lを簡素化したものです
  3. [OF-Kタイプ]
    OF16-K・OF20-K
    階段用の柱脚に特化したものです

これ等は、せん断力の伝達という点では、ベースプレートの摩擦抵抗力をせん断耐力として扱っておりましたが、多くの皆様のご要望にお応えし、独自の視点から、専用グラウト材を注入することにより、アンカーボルトに直接せん断力を伝達できる『親子フィラーQタイプ』を開発し、市場に投入いたします。

親子フィラーQにおいては、アンカーボルトの許容せん断耐力の70%を使用することができます

この能力を得るために、専用のグラウト材(OFQグラウト)を使用します。

このグラウト材を、施工マニュアルに示す所定の方法でベースプレート下端面およびアンカーホールの空隙部位に充填することが必要です。

また、鉄骨柱の建て方終了後にOFQグラウトの注入を行うことも重要な点です。注入後に、アンカーボルトの締め付けを行うと、せっかく密着しているグラウト材とボルトねじ部の間で離間が起きる場合があるためです。ご注意ください。

この施工・施工管理は、建設会社(元請け)様にお願いします。
(施工内容については「親子フィラーQ施工マニュアル」4.3項「親子フィラーQグラウトの施工」をご参照の上お見積りください。)

親子フィラーQは、アンカーボルトを縦使いする場合、および、横使いする場合の両方でご使用いただけます。(但し、アンカーボルトはベースプレートに直角に設置されていることが必要)

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